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10月22日から25日まで4年ぶりに関西の仲間6人で奄美大島に行ってきた。

 今回お世話になったのは元浜千鳥丸の泊船長。この度、新たに「オーシャンパイオニア」という遊漁船を始めたとの事。4日間のうち、前後1日づつは移動日になってしまうので23,24日の2日間船に乗ってのジギングとなった。初日、昼すぎに奄美空港に到着すると泊船長が迎えに来てくれていた。久しぶりの再会を喜んだ後、名瀬市街に向かった。ホテルにチェックインした後、暇なので皆で夕方にマングローブへ行ってメッキと南洋チヌを狙った。そこで日暮れ寸前に小型のミノーで釣っていた僕に大きいメッキがヒット!エギングタックルだったので一気に30mほど走ってかなり焦ったが何とかキャッチ。以前奄美に来た時には同サイズに切られているのでとても嬉しかった。

 ジギング初日は奄美の地元ジギングクラブの「チームアングラー」の原口さんと成田さんのお二人にも同船してもらって合計8名で喜界島方面に向かった。とりあえず肩慣らしとばかりに水深120mから初めて、徐々に230mまでの深場へ移動しつつ次々にポイントを巡る。しかしながら泊船長もため息が出るほどの低活性で、いろいろなジャークを試したがヒットしない。右舷前方の釣り座だった僕はポイントに到着して泊船長と一緒に魚探を見ながら、まずポイントを一度通過。すると良い反応が出て、潮上に移動。泊さんの合図でジグを投入。先ほどあった反応が潮下で出てこない・・・。ジグから逃げていくのだ。ジグを回収すると反応が戻ってくる。こんな事が何度も繰り返され、泊さんも首を傾げるばかり。そんな中、地元の成田さんは女性でありながらこの日の竿頭となり腕を見せ付けられた。PE2.5号リーダー60lbのライトタックルでポツポツとロングジャークでカンパチをヒットさせていく。





 水深220mのポイントに移動した時、僕にもチャンスが訪れた。プロトタイプのステイ370gでのファーストフォール中に泊さんからのアナウンスが入ってくる。聞くと現在水深190mにフォール中のジグを魚が追っているという。ラインで見る限りそれは僕だったので心臓がドキドキした。過去に泊さんの船でこのようなアナウンスがあった時は深場ほど着底直後のジャークでヒットしている事が多いのだ。ジグが220mの底に達するまで緊張しつつ着底と同時にジャークを開始するため、ブルーヘブンのレバーブレーキに指を掛けた。「トン」とジグの反動がそれまで水中に引き込まれていったラインを通して伝わり期待感一杯のジャークを開始。ところがハイスピードのワンピッチジャークで40回もハンドルを回したのにバイトが無いのだ。次のフォールに移った僕はフォールさせながら魚探を見に行った。画面からはジグを追従する何とも喰いそうな反応が過去の画像から判断できた。これには僕も泊船長も参ってしまった。

 初日の最後には100mほどの浅瀬でラプターの150gを使って、何とか小さいながらも2キロクラスのカンパチをキャッチできたものの、活性の低さに苦労した一日だった。この日は比較的小さいシルエットのジグに反応がよかったような気がする。






 ジギング二日目は大阪からの6名のみで乗船した。この日は風向きの関係で時化る予報。北東の風を避けるために名瀬側に船を回してもらって風裏をジギングする事にした。朝のうちは風が緩かったのでサンドンまで走る予定だったが途中で断念。波の様子を見ながら水深180m前後のポイントを巡っていると、良い反応を発見した!泊船長は二匹のグッドサイズがいると言う。一番自信のあるタックルで釣ろうと思い、ブルーへブン付いたプロトロッドを手にした。
YGKガリスWX8のPE4号が600m巻いてある。ステイ300gレッドゴールドにパワーアシスト7/0のいつものセッティングで泊さんの合図とともに投入した。着底後にハイスピードでワンピッチジャークを開始。5回ハンドルを回したところでドスンと強烈なアタリ。フッキングを入れてファイトを開始するとドラグが滑り出す。15mほど走ったのでそこそこのサイズのようだ。船尾左舷で釣っていた大貝さんからもすぐにヒットの声が聞こえてきた。
キャッチしたのは9キロクラスのカンパチで大貝さんの方がひとまわり大きかった。それにしても他のアングラーも同様にジャークしていたのに、上がったのがきっちりと2匹だったのには驚いた。ときどき泊さんは水中が見えているような事を言う時がある。僕と一緒に魚探を見ながら指をさして貰ってもそれは分からない事が多い。いつもながら流石と思う一面だった。


風が強まる中、今までやった事が無いポイントを見に行くと泊さんが言う。行くと水深230mから緩やかに駆け上がる瀬だった。しばらく反応を探してポイントを往復していると底から20m付近にとてつもなくデカイ反応を発見した。恐らく50キロ以上のカンパチだと言われて緊張がはしる。この魚は少し移動している様子で船を流しだすといなくなったりする。
しつこく3度目をやったところで残念だが移動する事にした。北上する潮では活性がないのだろうか。別のポイントに移動しながら話をしていると午後のからの南下する潮でもう一度やってみるとの事。午後に期待だ。

移動中に昼食をとったが徐々に波が大きくなっており、波高2.5mほどだろうか。気分が悪い。食べ終わる頃には次の水深170mポイントに到着。気合を入れてジャークを開始したところすぐにヒットした。フッキング直後に少し暴れてから一気に20mほど走ったので先の9キロよりは大きいと判断し慎重にリフトを開始。と思ったらどうした事かギンバルベルトを付け忘れている。
仲間に着けてもらってようやくリフトする事が出来た。ところが鋭い引きを見せたのは最初だけで、後はそれほど引かずに上がってしまい水面に浮いたのは8キロほどのカンパチだった。釣れた事に対して嬉しかった反面、僕も泊さんも最初の走りを見て15キロくらいかと思っていたのに拍子抜けする元気な魚だった。


 待望の50キロカンパチが潜むポイントに戻ってくる頃には波高が3mほどになっており、いよいよジギングが出来る限界に近づいてきた。瀬の周辺を細かく往復して50キロの魚影を水深230mに探す。しばらく往復が続いていたのでどこかへ行ってしまったのかと思ったが、やはり泊さんは見つけてくれた。
 ショックリーダーとジグの結束をやり直して、船がスローになったので泊さんの合図で何時でもフォールを開始できるように構えた。期待して着底を待ちジャークを開始する。何度か着底をやり直したが反応が無い。相手は船の下230mに海流に乗って移動しているのだ。一発でジグを到達する技術は釣り人が協力して初めて成し得る事だと思う。
3回目のやり直しで泊さんはこれで食わなければ移動しましょうと言う。最後のチャンスとなり気合を入れなおす。その流しで二回目の着底からジャークした後、三回目のフォールに移った。水深200mにジグが達する頃に急にラインが小刻みに震えて止まった。水深230mなので間を空けずにフッキングした。フォールに反応したのが大きいカンパチならば良いのだが違うだろう。リフトを開始するとカツオ類特有のブルブルした感触がロッドから伝わり、本命ではない事がはっきりとした。上げてくるまでに水深30m付近で急に船に向かって泳ぎだしたのでバレたかと思ったがグッドサイズのスマガツオが水面に浮いた。この魚でオチがついたのか、浅場へ移動して小型のターゲットを狙う事にした。1キロクラスのカンパチやチビキ、小型のイソマグロなどをキャッチして、最後には会社の後輩の宇田君がハージンを釣り上げた。

今回の釣行では超大型カンパチは出なかったがチャンスはあった。ドキドキするようなジギングを楽しませてくれる泊船長のディープジギングの腕前や人柄には、また行きたくなる要素がいっぱいだ。この船長なら将来いつか巨大魚をプレゼントしてくれると再確認できた釣行だった。次回の釣行時期を思案しなければ・・・。

連絡先:オーシャンパイオニア 泊船長 携帯090-7299-2380 TEL0997-55-0418